近年、「ジョブハギング」という言葉が注目されています。これは、成長意欲や成果への意識が低いにもかかわらず、今のポジションにしがみつき続ける社員を指す概念です。人手不足の時代において、離職は大きな課題です。一方で、組織にとどまり続けること自体が問題となるケースも見られます。
本記事では、ジョブハギングの意味や背景、企業に与える影響について解説します。
◆ジョブハギングとは何か

ジョブハギングとは、現状の仕事や役職に固執し、変化や成長を避けながら在籍し続ける状態を指します。「しがみつき社員」とも呼ばれる存在です。
成長より安定を優先する働き方
新しい挑戦を避け、現状維持を選ぶ傾向があります。リスクを取らない姿勢が特徴と言えるでしょう。
離職しない=良い人材とは限らない
在籍期間が長いことと、組織への貢献度は必ずしも一致しません。この点は見落とされやすいポイントです。
◆なぜジョブハギングが増えているのか
背景には、個人と企業の双方に要因があります。
不確実な時代への不安
将来の見通しが立ちにくい環境では、変化より安定を選ぶ人が増えます。転職リスクを避ける心理が働くためです。
評価制度の問題
成果より在籍年数や安定性が評価される場合、現状維持の行動が合理的になります。制度そのものが行動に影響を与える構造と言えるでしょう。
成長機会の不足
挑戦できる環境がなければ、社員は受け身になりやすくなります。その結果、停滞が常態化する傾向なのです。
◆ジョブハギングが企業に与える影響
一見すると安定しているように見えますが、組織にはさまざまな影響が及びます。
生産性の低下
新しい価値を生み出す動きが弱まり、組織全体のパフォーマンスが落ちる可能性もあります。
組織の活力低下
挑戦しない姿勢が広がると、他の社員にも影響するでしょう。結果として、変化に弱い組織になりやすい状況です。
優秀な人材の流出
成長機会を求める社員にとって、停滞した環境は魅力的ではありません。離職につながるリスクも高まります。
◆企業が取るべき対策
ジョブハギングを防ぐためには、環境づくりが重要です。
成果重視の評価制度へ
在籍年数ではなく、成果や貢献度で評価する仕組みが求められます。行動を変えるきっかけになるでしょう。
成長機会の提供
新しい業務やプロジェクトへの参加機会を増やすことで、挑戦を促せます。意欲の向上にもつながります。
適切なフィードバック
現状の課題を明確に伝えることが重要です。放置は停滞を助長する要因になります。
◆まとめ
ジョブハギングは、離職とは異なる形で組織に影響を与える問題です。重要なのは、在籍していること自体ではなく、どのような価値を生み出しているかにあります。
企業は「定着」だけでなく「成長」を軸に人材を捉える必要があります。環境と仕組みを見直すことで、組織全体の活性化につながるでしょう。
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