人材不足が深刻化する中で、「離職率の高さ」は多くの企業にとって大きな課題となっています。採用コストが増えるだけでなく、組織の安定性や生産性にも影響を及ぼします。しかし、社員が辞める理由は表面化しにくく、気づいたときにはすでに手遅れというケースも少なくありません。
そこで注目されているのが「eNPS」という指標です。社員の本音を可視化することで、“辞める前兆”を早期に捉えることが可能になります。本記事では、離職率改善に役立つeNPSの考え方と活用方法を解説します。
◆eNPSとは何か?離職率改善の鍵となる指標

eNPSとは「Employee Net Promoter Score」の略で、社員の会社に対する推奨度を測る指標です。シンプルな質問によって、組織への満足度や信頼度を数値化できます。
シンプルだからこそ本音が見える
「この会社を友人に勧めたいか」という問いに対する回答をもとに算出されます。直感的な質問のため、社員の本音が表れやすい特徴があります。
満足度ではなく“信頼度”を測る
単なる満足度調査とは異なり、会社への信頼や愛着を把握できる点が特徴です。離職リスクの把握にもつながります。
◆なぜ離職の“前兆”が見えるのか
eNPSは単なるアンケートではありません。変化を捉えることで、兆候を読み取れます。
スコアの変化がサインになる
急激なスコアの低下は、組織内に何らかの問題が発生している可能性を示します。小さな変化を見逃さないことが重要です。
離職前の心理を可視化できる
退職を考えている社員は、会社への信頼度が低下している傾向があります。eNPSはその状態を数値として捉えられます。
◆eNPSを活用するメリット
適切に活用することで、組織改善につながるでしょう。
早期対応が可能になる
問題が顕在化する前に気づくことで、対策を講じやすくなります。結果として離職防止につながるのです。
施策の効果を検証できる
人事施策や制度変更の効果を数値で確認できます。改善の方向性を見極めやすくなります。
組織の課題が明確になる
部署ごとの傾向を分析することで、問題のある領域を特定でき、的確な対策につながります。
◆eNPSを活用する際の注意点
効果を最大化するためには、運用方法が重要です。
結果を放置しない
数値を測るだけでは意味がありません。結果をもとに行動することが求められます。
社員との対話を重視する
スコアの背景には理由があります。数値だけで判断せず、対話を通じて理解を深めましょう。
◆まとめ
離職率を改善するためには、問題が起きてから対応するのでは遅いです。eNPSを活用することで、社員の状態を可視化し、“辞める前兆”に気づくことができます。重要なのは、数値をもとに行動することです。継続的に活用することで、離職を防ぎ、強い組織づくりにつながるでしょう。
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