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【あなたは持ってる】経営者に必須の5つの”力”

今回は、「経営者に必須の5つの”力”」というテーマでお話しします。経営者やリーダーには、さまざまな能力が求められます。特に今から紹介する能力は、経営者として成功するための根幹となる条件だと私は考えています。

とはいえ、これらの能力は先天的なものではなく、自分で育てることができ、実践を通じて磨かれるものばかりです。1つずつみていきますので、あなたもこの能力を持っているかどうか?自分事として考えてみてください。それではいきます!

能力①素直さ

経営者にとって、素直さは非常に重要な能力です。他人の意見やアドバイスを受け入れたり、状況をありのままに認識したり、起こっている現実、事実を自分の中に取り込む姿勢、これが必要です。素直になるということは、他人の意見やアドバイスを否定せず、一度自分の中に取り込んでから考えるということです。

これは、マネジメント経営の基本ともいえます。たとえば、他の成功した経営者のやり方を真似ることで、経営の基本を学ぶことができます。素直に他人のやり方を取り入れることで、新しい視点や方法を学び、自分の経営スタイルに応用することができます。松下幸之助翁(おきな)の言葉に、こういう言葉があります。

「素直な心とは、何物にもとらわれることなく物事の真実を見る心。だから素直な心になれば、物事の実相に従って、何が正しいか、何をなすべきかということを、正しく把握できるようになる。つまり素直な心は、人を強く正しく聡明にしてくれるのである。

人の話を聴くために、自分の心の中にある素直さを守り続けていく必要があります。」決めつけや思い込みや自分の勝手な解釈や都合で他人の話を聞くのは素直な心ではありません。何物にも囚われないとは謙虚な姿勢であり、教えてくださっていることを素直にやってみようとする心です。

人は運を味方にして成長して伸びる人と伸びない人がいますが、前者は素直に何でも受け容れてそれを体験して自分なりに味わう人です。後者は最初から疑いながら、いいところだけを取ろうという人のことです。素直さというものをもって人の話を聴くのなら、どんな結果になったとしてもそこから大切なことを学ぶことができます。

正直さや素直さというのは、自分の観念で現実を歪めることがなく常に現実をあるがまま、そしてないがまま、直視し、直すものは直し、素ではないものは素にするのです。自分の素が分からず、自分をいつまでも直せないのは自分の心の中にある素直さを裏切り続けることで生まれます。

そうやって心が曇っていくと、自分自身のこともいずれ見失い、人の話も聞けなくなり、自己と正しく対話することができなくなるのです。自分の素直さを守り続けるというのは、常にオープンで素直に聴くことができる状態を維持し続けるということです。

なんでも人の言う事を鵜呑みにすればいいという意味ではなく、心で聴くという実践と訓練をし続けるということです。心の鍛錬は常に素直さの鍛錬により磨かれます。

能力②忍耐力

成功するためには、忍耐力が必要です。どんな困難があっても諦めず、目標達成に向けて努力し続ける姿勢が求められます。この忍耐力が、他人には真似できない領域に達するための鍵となります。例えば、起業初期の困難な時期においても、忍耐力を持ち続けることで、困難を乗り越え、成功へと導くことができます。

これにより、他人が諦めるような状況でも前進し続けることができるのです。で、この忍耐力を身につける秘訣なんですが、2つあります。

1つは、目標の明確化です。自分は何のために今、耐え忍んでいるのか?何を望んで努力を継続しているのか?目標が明確になることであきらめない強い気持ちを持つことができます。

2つ目の秘訣は、習慣化です。習慣ほどあなたの味方になってくれるものはありません。例え、きついことでも、無意識に実行することが出来るようになるまで徹底的に意識して反復継続し、習慣化することによって忍耐力を養うことができるようになります。

能力③誠実さ

誠実さも経営者にとって欠かせない能力です。他人から見て誠実かどうかではなく、自分自身が誠実に行動しているかどうかが重要です。経営においては、手抜きをせず、常に真面目に行動することが求められます。

例えば、財務管理においても、節税と脱税の違いをしっかりと理解し、法に基づいた経営を行うことが重要です。誠実に経営を続けることで、信頼を築き、長期的な成功を収めることができます。この誠実さというものを磨くためには、日頃からの他者に対する振舞いから見直すことがポイントです。

例えば、率直なコミュニケーションを心がける、自分の行動に対して責任を持つ、礼儀をわきまえ、誰に対しても敬意を払う、感情を抑制し、忍耐強く振る舞うなどがそれにあたります。誠実さは、どんな仕事で活躍するのにも欠かせない資質です。

リーダーとしての誠実な振る舞いを心がけることで、社員の手本となり、誰にとっても働きやすい職場を作ることができます。

能力④アピール力

経営者にとって、自己アピール力は不可欠な能力です。自分自身を深く理解して、情熱や強みを効果的に他者に伝えることで信頼を得、ビジネスチャンスを広げ、会社の成長を促進することができます。自己のブランド価値を高めアピール力を磨いていくためには、まず、自分自身を深く理解することが重要です。

自分の強みや弱み、価値観やビジョンを明確にすることで、他者に対して一貫性のあるメッセージを伝えることができます。たとえば、自分の過去の経験や実績を振り返り、それらが現在の自分にどのような影響を与えているのかを理解することが大切です。この自己理解が深まることで、自信を持って自分をアピールすることが可能となり、たとえば、新しいプロジェクトの資金調達を行う際、銀行や投資家に対して自社のビジョンや目標を効果的に伝えることが求められます。

この際、過去の成功事例や自社の強みを具体的に説明し、将来の成長計画を明確に示すことで可能性が広がります。投資する側は、経営者の言葉に信頼性を感じ、そのビジョンに共感することで、投資を決定します。また、たとえば、業界のカンファレンスやセミナーでスピーカーとして招かれた場合、自分の経験やビジョンを共有することで、多くの聴衆に影響を与えることができます。

さらに、ネットワーキングイベントで新しいパートナーシップを築く際にも、自己アピール力は重要です。自分のストーリーを魅力的に伝えることで、相手に強い印象を与え、信頼関係を築くことができるようになります。ただし、このアピール力は一朝一夕に身につくものではありません。継続的な自己研鑽が必要になります。

プレゼンテーションのスキルを磨くために何度も練習したり、専門のトレーニングを受けたり、フィードバックを受けて改善を図ったりすることで、自己アピール力を高めることができます。他の成功した経営者の話し方やプレゼンテーションを観察し、学ぶことも効果的です。やってみてください。

能力⑤自分を変える力

経営者には、自己変容、自らを変える力が極めて重要です。経営環境は絶えず変化しており、それに適応し続けるためには、自分自身を進化させることが不可欠です。この力は、周囲の状況や他人の行動に左右されず、自らを変え、成長し続ける姿勢を指します。

現代のビジネス環境は、技術革新や市場の変動、消費者のニーズの変化など、予測困難な要素が多く含まれています。例えば、デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、新しいテクノロジーが次々と登場します。これに適応するためには、経営者自身が新しい技術を学び、自社のビジネスにどのように取り入れるかを考える必要があります。

また、グローバル市場への進出を考える場合も、異なる文化やビジネス慣習に適応する柔軟性が求められます。現地の市場調査を行い、適切な戦略を立てるためには、経営者自身がその市場について深く理解し、必要に応じて自らの考え方や戦略を変えることが求められます。この自分を変えていくこと、自己変容のための自己成長には、継続的な学習とスキルのアップデートが不可欠です。

例えば、経営者は定期的にビジネス書を読んだり、専門的なセミナーやワークショップに参加したりすることで、新しい知識を得ることができます。さらに、MBAなどの高等教育プログラムに参加することも、経営に関する深い知識を得る有効な手段です。また、自己反省とフィードバックも重要な要素です。経営者は、自らの行動や決定を定期的に振り返り、改善点を見つける習慣を持つべきです。

社員や取引先からのフィードバックを受け入れることで、自分の強みや弱みを客観的に理解し、必要な改善を行うことができます。また、社員に対しても、変化を恐れずに挑戦し続ける姿勢を示すことで、組織全体が柔軟に対応できる体制を築くことができます。例えば、定期的にイノベーションのためのワークショップを開催したり、新しいアイデアを積極的に組み交わすミーティングの仕組みや環境を作ることなどが有効です。

このように経営者が自らを変える力を持つことで、会社全体に変革の文化を根付かせることができるようになるのです。

最後までご覧いただきありがとうございます。私は、普段、経営者、個人事業主、フリーランスなど自分で事業をやっておられる方が幸せに成功するための具体的な方法を”無料オンラインサロンBMC”でも教えています。ご興味のある方は、是非覗いてみてください。

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