今回は、「優れたリーダーの条件」についてのお話をしていきたいと思います。経営者が素晴らしいリーダーシップをとることができれば、社員やビジネスパートナーと一緒に、ひとりでは決して到達できないような圧倒的な結果を打ち出すことができます。
しかし、私が関わらせていただいた経営者の中には、リーダーシップを適切に取れていない方も結構いらっしゃいました。その結果、離職率が上がったり、売り上げが下がったり、最悪の場合は会社自体が倒産してしまった過去がある方も。。。
そういう方は大抵、自分のリーダーシップに問題があることに気づかず、課題を認識することができず、再度リーダーと言う立場に立っても、同じように失敗して、いつまで経っても周りの人たちと共に、1つの大きな目標を成し遂げるということができません!
そこで今回は、あなただけではなく、あなたと一緒に仕事やビジネスをする人も成功に導く、優れたリーダーシップの条件をご紹介します。
優れたリーダーの条件

私が思う優れたリーダーの条件はたった1つだけです。これだけを意識してリーダーシップをとれば、あなたの周りへの影響力が上がるだけではなく、1つのチームとして必ず成果をあげることができるようになります。
では、その優れたリーダーの条件とは何なのか?それは、、、、優れたリーダーは、「管理ではなく、共感で人を導きます!」どういうことかと言いますと、組織のなかでリーダーシップと聞くとマネージメントというイメージで捉えがちなところがあります。
つまり、人を管理して、きちんと自分が意図するように人に働いてもらうように促すという風に捉えられていることです。このタスクはこの期限までに終わらせなさい。取引先のAさんにはもうアポとった?きちんと仕事をやっているのかが分かる様に可視化してしまおうなどなど、まさに管理を通じて、人を動かすことがリーダーシップという感じです。
しかし、このリーダーシップでは、本当の意味でチームとして成果を出すことはできないと私は考えています。会社という1つのチームで働くこととは、人と人との相乗効果で働くことであり、1 + 1を10にも100にもするところにその意義があると思います。でも、ただ単に管理されているだけの働き方では、人は「目の前のタスク」に日々追われているだけ、仕事に希望を持つことができません。遂には、個人プレーで仕事をするなどの事態に陥ってしまいます。そうなるとチーム、組織の崩壊につながるのです。
ではそうならないように、リーダーとしてチームの共感を得て、メンバー1人1人が志を持ち、自発的に考え、一丸となって目標を達成するように導いていくにはどのような行動をとっていったらよいのか?そのポイントを3つご紹介したいと思います。
共感を得るリーダーになるための3つのポイント

共感を得るリーダーになるための1つ目のポイントは、「組織のビジョンを明確化し、しっかりと共有する」という事です。
ビジョンを明確化するとは、組織・チームに所属するメンバーたちの仕事、言い換えれば、使命を「定義」することだとも言えます。「なんのためにこのチームで働いているのか?」を考えるための土台を、メンバーそれぞれに用意するということです。
「え!?メンバーの働く意味までリーダーが用意するとか、押しつけがましくないですか?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「はたしてどれくらいの人が、明確な目的意識を持って働いているんでしょうか?」と考えてみれば、答えは明白だと思います。
ほとんどの人は「仕事で実現したいこと」についてはっきりとしたイメージを持っているわけではなく、「なんとなく」「ちょっとしたご縁で」「得意だから」「給料がいいから」「稼げるから」「なりゆきで」といった理由で、会社で働いてたり、自分のビジネスを始めた人も少なくなくはありません。
メンバーが「チームのビジョン」に共感できたなら、それを実現する喜びを味わうことになるので、誰かに指図されなくても、自ら自発的にチームのために行動していきます。その結果として働くひとりひとりが自らの成長を喜べるようになれば、それこそまさに最高の働く環境だといえます。
共感を得るリーダーになるための2つ目のポイントは、「チームメンバーとの信頼関係をしっかり築く」ということです。
優れた経営者リーダーは社員、ビジネスパートナーとの信頼関係を築くことに時間をかけることを惜しみません。お互いに信頼し、尊敬し合える関係で組成された組織やチームは業績が良く、全体の生産性が高くなることを優れたリーダーは知っているのです。
実際、あなたは好感を持っている人と表面的な付き合いだけの人とどちらの人と仕事をしたいですか?聞かれるまでもなく、前者の人と働きたい!と思うはずです。好感を持たれている、信頼されているリーダーの話にはより多くの人が耳を傾け、共感します。
3つ目のポイントは、「協力関係を育む」ということです。
人は、一人ひとりが個性豊かな存在です。組織やチームには沢山の個性が集まってきます。優れたリーダーは、俯瞰して組織を見ながら、ひとりひとりの能力や人なりを見極めます。そして、チームメートのお互いの良いところを引き出し、お互いが協力し合って目標達成をすることができるように人を導きます。
そういったリーダーは、人は、たまたま偶然にここに集まっているのではなく、必然に出会っているのだと考え、日頃から、常にメンバー1人1人の話を親身に聞き、1個人としてその人を知ろうとします。また、常にチームに対して自分が貢献できることはないだろうか?と考え、常に協力することを惜しみません。
そして、優れたリーダーは、人には得手不得手があることを良く知っています。できないことをさせるのではなく、できることで貢献してもらうように行動を促し、常にメンバーの士気を上げるポジティブな言葉を投げかけ、勇気づけます。
つまり、優れたリーダーは、一人ひとりを気にかけ一人ひとりを大事にして協力関係を育んでいるということです。
最後までご覧いただきありがとうございます。私は、普段、経営者、個人事業主、フリーランスなど自分で事業をやっておられる方が幸せに成功するための具体的な方法を”無料オンラインサロンBMC”でも教えています。ご興味のある方は、是非覗いてみてください。