BMC (ビジネス マフィアン クラブ)|Business Mafian Club

事業を成功させる社長の特徴

今回は、「事業を成功させる社長の特徴」これをテーマにお話ししていきます。

私は現在、400名規模の社長コミュニティを運営しておりまして、今まで延べ3000名以上のビジネスリーダーを見てきたのですが、成功している人には特に、この5つの共通点があります。この特徴に当てはまる人は、会社の規模に関わらず、成功しています。

しかも、この特徴は、誰でも心掛けられることですので、是非参考にしていただければと思います。

まず成功する社長の第一の特徴は「成長思考」です。

経営とは終わりのないプロセスであり、同様に経営者としてのスキルや資質にも限界はありません。経営者の能力が一定レベルに達すると、ビジネスは確かに安定します。

しかし、その安定感が過信につながると、成長が停止し、結果的にビジネスは停滞をし始めます。社会は常に進化し続けています。そのため、経営者が成長を止めてしまうと、会社は相対的に後退しているのと同じ状態になります。

たとえ自分が現状維持をしていると感じても、実際には後退していることになります。これは非常に危険な状態です。

だからこそ、経営者は「常に成長し続ける」という意識を持つ必要があるのです。持続的な成長を遂げた企業は、その結果として経営も安全で安定したものになります。

さらに、経営とは「人の、人による、人のための仕組み」です。この理念から、経営者としての成長は個人としての成長にも直結します。経営者が成長すればするほど、組織全体も向上します。

そして、この成長思考を支えているのが「素直さ」という特徴でもあります。経営者がよく陥る罠は「自我の強さ」です。

これは「自分は特別で他人とは違う」という自負からくるものですが、一見、自信の表れのように思えますが、その思い込みがビジネス成長の妨げに繋がるのです。独自性を重視することは大切ですが、経営者としての成長を望むならば、この無条件の自己肯定が逆効果になるリスクも理解する必要があります。

他者からの有益な意見や提案も「自分の方法が最良」として拒否してしまうことは、成長の機会を自ら閉ざしてしまうことになります。自分のポジションを維持しようとするあまり、「他人の意見は受け入れない」というように自分の考えに固執することは、環境が変化し続ける中では、事実上の退化を意味してます。

特に成功している経営者ほど、新たな挑戦や変化を受け入れることを難しく考えがちですが、それは大きなリスクが伴うと考えるからです。

しかし、柔軟に他者の意見を取り入れることは、経営者として、また人間としての成長に繋がります。自己の意見に固執することが、時には楽で魅力的に見えるかもしれませんが、長期的な視点で見るとそれは成長の停滞を意味し、結果としてビジネスの衰退に繋がってしまうのです。

成功する社長の特徴2つ目は、「失敗の正しい定義を持っている」ということです。

多くの成功した経営者が事業でつまずいても深く落ち込まないのを見て、「彼らはメンタルが非常に強いのだろう」と思いがちです。

しかし、実際には彼らは非常に繊細で、その繊細さが様々な問題に気付き、それを改善し、成長していく力となっています。では、なぜ彼らは繊細であるにも関わらず深く落ち込まないのでしょうか?その理由は、多くの人が考える「失敗=結果」という定義とは異なり、「失敗は成功までのプロセスである」と捉えているからです。

彼らにとって、行動を起こせば初めは失敗することは自然のことであり、それを繰り返し経験することで成功に近づいていくと考えています。

失敗は単なる一つの過程であり、成功への必要なステップと位置づけられています。多くの人が失敗を最終的な結果と捉えて行動を止めてしまう中で、成功する経営者たちは失敗を積み重ねながらも、次第に成功へと近づいていくのです。

このように、失敗を結果ではなくプロセスの一部と捉えることで、彼らは落ち込むことなく、絶えず行動を続けることができるのです。

成功する社長の特徴3つ目は「即時行動」です。

成功者は常に素早く行動し、「すぐにやる」という姿勢を持っています。私自身、以前は即時行動が苦手でした。

しかし、多くの成功している経営者たちを観察する中で、彼らはどんな状況でも迅速に第一歩を踏み出す人が多いことに気づきました。この経験から、私は行動を改善するために「1時間戦略」と「72時間ルール」を設けました。

「1時間戦略」と「72時間ルール」とは、何か新しいことを始めたいと思った時、1時間以内に決断し、72時間以内に具体的な第一歩を踏み出すというルールです。

たとえば、英語を学びたいと思ったら、1時間以内に様々な情報を収集し方向性を決めます。そして、72時間以内に英語の教材を購入するか、オンライン英会話の体験レッスンを予約するなど、具体的なアクションを実行します。

この初動が、目標達成への大きな一歩となります。この戦略とルールを実践することで、小さな一歩でも、先ずは行動を始めることができます。そして、一度行動を開始すると、次のステップがずっと踏み出しやすくなります。行動を積み重ねることが、経営者として、また人としての成長につながるのです。

特に、ゼロから何かを始める際や経営の変革を試みるときは、明確な方法論が存在しないため、仮説を立てつつ積極的に行動を繰り返すことが求められます。そのためにも、迅速な初動が非常に重要です。

「1時間戦略」や「72時間ルール」は多くの人に支持されており、行動が苦手な人に特におすすめの方法です。何もしなければ成功はあり得ませんので、このルールを使って、行動の第一歩を踏み出してみてください。

成功する社長の特徴4つ目は「知の基準」です。

数千人もの社長と仕事を通して関わっていくにつれて、成功している人たちは「知っている」ということの基準が違うのだということに気づきました。

知っていること=できていること。成功している社長たちは「知っていることは、できていること」だと考えています。

できていることが知っていることであって、「できていなかったら、それは知らないこと」と同じだと考えているのです。

反対に、勉強が好きで知識はあるのに、なかなか上手くいっていない人は、「知っていることを、できていること」のように錯覚しています。

私自身も、勉強したり研究したりすることは好きなので、自分への反省材料でもあるのですが、知って満足している分野もあったりします。「あーなるほど面白かった」で満足してしまっているということです。

できていないことは、知らないことと同じであるので、「知っている」だけでは、私たち経営者にとっては何の意味もなさないです。

「知っている」ことを自社で実践できたり、実現できるようにして、初めて意味を持ちます。ですから、「できていないことは、知らないのと同じこと」だと考えるべきです。

知っているだけで満足していないか?経営者は実践者なので、「知っている」というだけで、満足してはいけないということです。知っていることと、やっていることを一致させる「知行一致」「有言実行」が大事だということです。

成功する社長の特徴5つ目は「経営を知っている」ということです。

当たり前のように聞こえますが、会社経営で成功するためには経営を熟知している必要があります。

しかし、実際のところ、多くの社長は経営を深くは理解できていません。そして、経営とは何かを知らないままに、経営をして、当然のように失敗していってしまいます。

87%もの会社が失敗しているのは、経営が難しいからではありません。経営を知らない社長が、経営をしているからなのです。

あなたが家を建てようとした時、建築家が「私は建築を勉強したことがありません」「すべて勘で建てようと思います」「まだ実績はないです」と言われたら?どう思いますか? その建築家に30年のローンを組んで、何千万も払いたいですか?

あなたが搭乗する飛行機のパイロットが、航空操縦学を学んでいなかったらその飛行機に乗りたいですか?

あなたの大切な人が手術を受ける際、その医者が医学を全く勉強していなかったら?その医者に手術を任せますか?

こうやって考えてみると恐ろしいことですが、経営の現場では、同じようなことが実際には起こっているのです。

成功する社長は、早い時点で、この事実を理解し、集中的に経営を勉強する時期を作っています。そして、学び続けています。「経営を知っている」ということは、本当に重要なんです。私は当初「経営を知っている」ということは<成功する社長の特徴>のリストに入れていませんでした。

なぜなら、あまりにも当たり前で、前提条件のような特徴だと考えていたからです。しかし、現実は違いました。何千人もの社長とお付き合いしていくうちに、あまりにも多くの社長が「経営のことを知らない」ことに気づかされました。ものすごく単純な理由だったのです。

多くの社長が失敗してしまう原因は「経営を知らないから」だったんです。

はい。いかがだったでしょうか?今回は、事業を成功させる社長の特徴をテーマにお話ししました。細かく上げれば、他にも特徴がありますが、基本的な共通点はこの5つに集約されます。あなたはこの特徴に当てはまっていませんでしたか?

もし、1つでも当てはまっていたとしたら、当てはまった特徴をコメントで是非教えてください。

また、私は、経営者、個人事業主、フリーランスなど自分で事業をやっておられる方が幸せに成功するための具体的な方法を”無料オンラインサロンBMC”でも教えています。ご興味のある方は、是非覗いてみてください。

上部へスクロール