1. チームビルディングゲームとは
チームビルディングゲームとは、チームのメンバーが協力して課題を解決したり、目標を達成したりすることで、チームワークやコミュニケーション能力を向上させる活動です。
これらのゲームは、職場や学校、スポーツチームなど、さまざまな組織やグループで活用されています。
また、チーム形成の理論として有名なタックマンモデルでの、チームの発展段階は以下の5つです。
- 形成期(Forming)
- 動乱期(Storming)
- 統一期(Norming)
- 遂行期(Performing)
- 解散期(Adjourning)
チームビルディングゲームは、特に「形成期」や「動乱期」においてチームをスムーズに統一期へと移行させる手段として活用されます。
2. チームビルディングゲームの目的と効果
チームビルディングゲームの目的と効果は、以下の通りです。
1. コミュニケーションの活性化
ゲームを通じて、メンバー間の対話や情報共有を促進し、円滑なコミュニケーションを実現します。
2. 信頼関係の構築
共同作業や協力を通じて、メンバー同士の信頼を深めます。これは、タックマンモデルの「動乱期」を乗り越えるうえで特に重要です。
3. 問題解決能力の向上
チームで課題に取り組むことで、問題解決能力や創造性が高まります。
4. リーダーシップの育成
ゲーム内での役割分担や意思決定を通じて、リーダーシップを発揮する機会を提供します。
5. モチベーションの向上
楽しい活動を共有することで、チーム全体の士気を高め、遂行期への移行をスムーズにするでしょう。
3. チームビルディングゲームの種類と具体例
よりイメージを掴めるようにするために、チームビルディングの種類と具体例を挙げていきます。
1. コミュニケーション系ゲーム
- アイスブレイク:初対面の緊張をほぐすゲーム。「自己紹介ビンゴ」などが好例。
- バック・トゥ・バック:ペアで説明し合い、絵を完成させるゲーム。
2. 問題解決系ゲーム
- マシュマロチャレンジ:創造力とチームワークが試されるゲーム。
- 脱出ゲーム:協力しながら謎を解き、達成感を得られるアクティビティ。
3. 体験型ゲーム
- ロープコース:信頼関係を強化するアクティビティ。
- サバイバルゲーム:生存戦略を模索し、協力するゲーム。
4. 創造力系ゲーム
- レゴ®ブロックワークショップ:創造力と協力が試される活動。
- ストーリーテリング:自由な発想で物語を紡ぐゲーム。
4. チームビルディングゲームの実施方法とタックマンモデルの活用
では、チームビルディングはどのように実践すると良いのでしょうか。実践方法とタックマンモデルの活用方法を説明します。
1. 目的を明確にする
「動乱期を乗り越える」「遂行期で効率を上げる」など、タックマンモデルを参考に目的を明確に設定します。
2. 適切なゲームを選ぶ
チームの発展段階に応じたゲームを選ぶことで、効果の最大化が可能です。
3. 進行役を配置する
進行役がルール説明や雰囲気づくりを行い、ゲームを円滑に進めます。
4. 振り返りの時間を設ける
【タックマンモデル】における各段階での気づきを共有することで、次の段階への移行をスムーズにします。
5. チームビルディングゲームの成功事例とタックマンモデルの応用
実際にチームビルディングを実践し、成功するためにも、成功事例を共有していきます。
1. 「マシュマロチャレンジ」の成功事例
新規プロジェクトのチーム形成時に実施し、「形成期」から「統一期」への移行が促進されました。
2. 「脱出ゲーム」を用いた事例
職場研修で活用され、チームの結束が強まり、「遂行期」での成果が向上しました。
3. 「ストーリーテリング」で創造性を強化した事例
広告代理店で実施し、自由な発想が活発化。「統一期」以降のクリエイティブ活動に貢献しました。
6. まとめ
チームビルディングゲームは、組織やチームの発展において非常に効果的な手法です。タックマンモデルの理論を取り入れることで、各段階で適切な活動を行い、チームの成長を加速できます。
この記事で紹介した、具体例や手法を実践しているのが、無料オンラインサロンのBMCです。まずは、ご自身のビジネスの中で記事内で紹介したことを実践してみた中で、チーム全体の結束力と生産性を向上が感じられないことがあれば、ぜひBMCに参加して、改善点がどこにあるのか実践的にともに学びの機会を設けてみませんか。