目標設定は多くの人が新年などに行いますが、年が進むにつれてその目標を忘れがちになります。
実は、目標を達成できない主な原因は大きく2つあります。
一つ目の原因は、目標を単純に忘れてしまうことです。日々の忙しさにかまけて、初めに抱いた情熱が時間と共に薄れてしまうのです。
二つ目の原因は、具体的なイメージが持てないために行動に移せないこと。目標があいまいだと、それを達成するための具体的なステップが思い浮かばず、結果として達成に至らないのです。
まず、ステップ1です。
目標は、SMARTな目標を設定してください。SMARTな目標とは、Specific(具体的)で、Measurable(測定可能)で、Achievable(達成可能)で、Realistic(現実的)で、Time-bound(期限)がある目標のことを指します。
1つずつ解説すると、Specific(具体的)というのは、ただ単に「~を達成する」といった目標ではなく、「1ヶ月目に自分の商品を完成させて、3ヶ月目に商品を1つ販売して、50万円の売り上げを立てて、半年後には月100万円の収益を達成する」といったようなに出来るだけ具体的に言語化した目標にします。
で、Measurable(測定可能)というのは、「半年後にサービスを30件成約させる」といったように目標に数字を入れて測定ができるようにします。
Achievable(達成可能)、Realistic(現実的)というのは、例えば、知識や経験がない分野で、いきなり3か月後に1000万円の売上をあげるなど、目標がただの空想になっていては、当然、達成は出来ませんし、高すぎる目標はモチベーションも削ってしまいます。
そして、最後の、Time-bound(期限)、これは言葉の意味そのままなのですが、目標には、必ず期限を設けましょうということです。基本的に目標は、3ヶ月、半年、1年の期限を設定してPDCAを回していきます。
次、ステップ2で重要なことは、目標を達成したら得られるもの・目標を達成しないと失うものをすべて書き出すことです。
まず先に、目標を達成したら、何が自分のメリットとして手に入るのか?を書いてください。書く際は、有形のもの、無形のものに分けて考えると、書き出しやすいです。
例えば、月+50万円の収益を稼ぐのが目標だった場合、この目標を達成すると、有形のものだったら、車を外車に乗り換える。台湾に3泊4日の旅行に行く、事務所を借りるなどで、無形のものだったら自ら稼いで生活しているという自信、家族を安心させられるなどがあげられます。
で、この部分を書いたら、次は逆に目標を達成しないと失うものを書き出してみてください。例えば、3ヶ月後に-10キロのダイエットが目標だった場合は、有形のものなら、過去に着ていた服が太って着れなくなるので買い替えないといけないとか、ダイエットスーツや器具の残骸が残ったり、お金そのものの浪費などが挙げられます。
無形なら、健康な体、自信、良い出会いやチャンスなどが失うものとしてあげられます。この目標達成後に得られるもの・達成しないと失うものの書き出しも時間を計って、出来るだけたくさん書き出してみてください。
次はステップ3です。
その目標を達成するために何が必要なのか?を具体的なタスクレベルに落とし込んでいきます。これはどのようにやっていけばいいかと言いますと、まず「目標達成のためにやるべきこと、そして、それまでに達成しておかないといけないこと」を1つずつ分解して書き出してください。これは、時間をかけてでもなるべく全て書き出すようにしましょう。
例えば、3ヶ月で自分の講座を作ることが目標だったら、その準備のために自己分析する、市場分析するなどといったものがあげられます。
で、その次に、書き出したやるべきことをさらに1つずつ細分化して、それぞれ、どれだけの時間が最低でもかかるのかを概算して、書き込んでいきます。ようは時間配分を見積もるということです。
例えば、市場分析するというものだったら、Google検索で「インド市場の大きさ」を調べて、フィルターを直近1年の記事だけに絞って、上から記事を順に5つ見て調べるのに30分、同じジャンルで高額商品を販売している競合を5人以上調べるのに2時間といったように、適切に行動とかかる時間が見積もれるようタスクレベルに分解していきます。
ここまで出来たら、最後は、書き出したタスクをスケージュール帳やGoogleカレンダーを見て、空いているところにどんどん記載していけばOKです。思考の中にあることを書き出すことでイメージが明確に可視化されるんです。
で、最後のステップ、ステップ4では、目標に名前をつけます。
このステップの大きな目的は、とにかく目標を忘れないようにすることです。名前の付け方は、「私は○○を△△(期限)までに達成することで、~(有形なもの)と~(無形なもの)を得る!、目標の名前!」というものです。
例えば、私は60万円の商品を10本、6月31日までに売ることで引っ越しのための初期費用、最高月収を達成し、家族や周りの人から尊敬の目で見られる。目標名、「引っ越し天国!」。といった感じです。
目標名はなるべく、インパクトのあるものにしましょう。で、名前を書いたら、できることならトイレの壁、机の前、スマホの待ち受け等、いたるところに、この書いた目標を張り付けておくことをおすすめします。
これをやることで、嫌でも目標は忘れませんし、人は何度も目に入ることを無意識的にも重要なものだと認識します。是非、試してみてください。
はい。いかがだったでしょうか?
今回は、目標設定をテーマにお話ししましたが、多くの人が目標を達成できない原因は、「忘れるから」と「イメージできないから」の2つで、これらを防止するための秘策4つのステップをお話しました。
ステップ1、SMARTな目標を設定する。
ステップ2、目標達成後に得られるもの・目標を達成しないと失うものを書き出す。
ステップ3、目標を達成するために何が必要なのか?を具体的なタスクに落とし込んでいく。ステップ4、目標に名前を付ける。この4つをお話ししました。
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